外環道の県内区間が開通へ

 東葛地域にとっては50年来の懸案だった東京外かく環状道路(外環道)の県内区間が、いよいよ6月2日に開通することになりました。昭和44年の都市計画決定から数えて50年の歳月を要した難事業でした。今回開通するのは、高速道路部分が埼玉県三郷南インターチェンジから市川市高谷ジャンクション間の15・5キロ。併走する国道298号が松戸市矢切から市川市高谷間の11・4キロで、県内区間は市川市が大部分を占めます。

 成田空港の建設にも数々の歴史がありましたが、外環道の建設も紆余曲折の歴史があります。市川市は当初、住民の反対の声に押され、住環境への影響などを理由に建設に反対していましたが、平成5年になって騒音・公害対策の実施などの要望が実現し、ようやく建設受け入れに踏み切りました。県議会の場にあって、この間の経緯を知るものとしては、関係者のご努力に対し心からの敬意を表したいと思っています。

 外環道は、申し上げるまでもなく、首都圏を環状型に走る高速道路網のことで、最も外側に位置する圏央道と最も内側の首都高のちょうど中間に位置します。首都圏の慢性的な交通混雑の解消を目的とした「3環状9放射」の交通ネットワークの中心部分を占めます。

 この開通によって、関越道や東関道などとのアクセスが容易になり、千葉県に限ってみれば、さらに圏央道が国の新年度予算で2026年度に県内区間の開通目標が明確に示されています。成田空港の第3滑走路の建設に向けた地域との協議も進み、外環道の開通によって千葉県のポテンシャルはますます高まることになります。