「ヤード条例」が議会に提案

 12月定例県議会は、11月26日に開会し、12月19日の閉会日まで、今まさに審議中です。わが党の代表質問は、当初のスケジュールでは12月2日に行われる予定でしたが、ご承知のように衆議院の解散・総選挙が降って湧いたように割り込んできて、2日は衆院選の公示日と重なったため、1日ずらして3日に行われることになりました。

 今議会では、県から人件費の増額など約60億円、衆院選の経費約26億円の一般会計追加補正予算案など23議案が提案され、衆院選の必要経費に関する予算は、開会日の26日に先議、可決されました。

 この提案の中に、いわゆる「不法ヤード」と呼ばれ、犯罪の温床になっているほか、地域の生活環境に悪影響を及ぼすことが指摘されてきた「ヤード問題」に対処するための条例制定案が含まれています。条例の正式な名称は「特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例」と言いますが、通常は「ヤード条例」と言っています。

 このヤードは、千葉県が全国的に見ても突出して多いということを知る人は少ないと思います。県内のヤードは、今年6月末現在で500カ所を数え、全国の約2割もが集中しています。

 「不法ヤード」と言われるものは、多くは周囲を鉄板等で囲い、中でどんな作業が行われているのか分からない構造になっているようです。 このため、油の流出などで周囲の環境悪化につながっているほか、盗難車の保管場所に利用される事例も確認されています。例えば、柏市の会社員が自動車を奪われ、はねられて死亡した事件では、その後、車体の一部が県内のヤードで発見された事例もあります。

 新たに制定される見込みの条例は、県民の生活環境の保全と平穏な生活の確保を目的とし、ヤードの届け出義務やエンジンを受け取る際の相手方の確認の義務などを明記し、自動車の盗難などの不正な行為をしづらくするための規定が盛り込まれています。

 条例による実効性を確保するため、違反した場合は勧告や改善命令が出せるほか、警察と一緒に立ち入り検査ができ、措置命令違反などに対しては、罰金などの罰則も盛り込まれました。条例の施行期日は、周知期間を置く必要から来年4月1日とされています。

 また、逐一県政の動きを当欄でご報告いたします。