千葉県の地震被害想定調査に思う

 6月定例県議会は、5月27日に開会し、6月21日の閉会日まで会期26日間の予定で開かれています。皆さんもご存知のとおり7月10日に参議院通常選挙の投開票日が予定されているため、例年より大分前倒しされての議会開催となりました。

 私が今回、県政報告としてお知らせしようと思っているのは、千葉県の地震被害想定調査の結果です。千葉県は、これまでも3回にわたり地震被害想定調査を実施し、地震対策に取り組んできましたが、5年前の東日本大震災やその後の国の被害想定調査などから得られた最新の科学的知見を踏まえて、平成26年度から新たに調査が進められてきました。

 今回の調査は、わが柏市など県北西部直下での地震を想定し、地震による揺れの強さ、建物の全壊数、死傷者数などの被害を想定し、地域の防災計画などに反映させ、防災対策の基礎資料として役立てる狙いから実施されています。

 今回の県北西部を震源とする直下型地震は、マグニチュード7・3、習志野市と千葉市の境界付近の深さ約50キロで発生。最大想定は震度6強。それによると、全壊・消失の建物数は約8万1200棟、死者数は2100人、帰宅困難者は147万人にのぼると想定されています。わが柏市では、揺れによる全壊は千棟、火災による消失は1500棟と想定されました。

 一方、今回の調査ではこうした「直下型」のほかにも、房総半島東方沖地震による津波被害も想定されており、これによると銚子市で最大津波高8・8メートル、人的被害は5千600人とされ、甚大な被害が想定されています。

 いずれにしても、こうした想定を踏まえて日ごろから防災計画をきちんと立て、地域と県民・市民が連携した災害に強い県土づくりを目指していくことが重要だと思いますので、私たちも県議会の場でしっかりと議論し、防災・減災に努めてまいります。