新年度予算案が議会に提案

 まだまだ寒さの厳しい日が続きますが、私の住む柏市でも、家々の植え込みではところどころ春を告げるロウバイの花の香りが漂ってまいります。

 私の今月の県政報告ですが、千葉県の新年度当初予算案についてお知らせします。平成29年度の一般会計当初予算は、総額で1兆6297億円と発表されました。もちろん県議会へ提案され、2月1日から始まった2月議会は、3月1日までの会期ほぼ1ヵ月の間で審議されます。今年は皆さんもご存知のように、3月9日に知事選挙が告示され、選挙戦に入りますので、新知事が決まるまでは暫定予算となります。

 つまり、新知事が決まるまでの新年度予算は、「骨格予算」と呼ばれ、人件費や県の借金返済に充てる公債費、社会保障費や継続的な事業費などを計上した必要最低限の予算を組むことから骨格予算と呼ばれています。

 そして、新知事が決まったら知事の裁量に委ねられる政策的要素の強い「肉付け予算」が組まれるわけです。これは6月定例議会に諮られることになります。知事選のある年は、例外なくこうした予算の組み方をしています。

 従って、肉付け予算が後回しになりますので、2月議会に諮られる新年度予算案は、前年度当初予算に比べて総額で4・9%減のマイナス予算です。ただ気になるところは、歳入で中心部分を占める県税収入が2・1%減と見込まれていることや、県の借金総額に当たる県債残高が3兆円を超えて、本年度末時点からさらに膨らむことなどです。

 また、歳出部門では高齢化の進展や保育所運営費補助の増加などで、社会保障費が3%増の2748億円と歳出全体の16・8%を占めるまでになっています。歳出のうち、公債費率は12・8%です。県職員や教職員、警察官など人件費率は33・0%です。従って、投資的経費の割合は7%程度にとどまり、いわゆる財政の硬直化が心配されるところです。

 悲観ばかりしていても仕方ありませんで、肉付け予算として残された約1千億円の運用に対し、県議会として税金の無駄遣いのないよう厳しくチェックするとともに、新知事に対し、積極に県民生活向上のための予算措置を提言・要望してまいりたいと考えています。